板前パンダの家庭料理!和食歴16年の調理師が全てを伝えます!

日本料理を始めて15年!家庭で作れる日本料理のご紹介です!

【レシピ】広島の自慢! 天然鯛のかぶと煮!

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私は小さいころから瀬戸内地方の海のすぐ近くで生活して育ちました!

その瀬戸内はたくさんの名物があります。

海が近いという事もあり魚介類も豊富にありますし、いつも鮮度のよいものがスーパーでも販売されています。

ではなぜ今回「鯛のかぶと煮」の紹介かというと広島の福山には鞆の浦という町があります。

ここでは昔から鯛網漁という鯛だけの漁をする一大イベントがあります。

また鞆の町では「保命酒」というお酒もありこの二つを組み合わせて料理を作れないかと考えたのがきっかけです!

地産地消の料理ぜひ味わってみてください。

 

天然鯛のかぶと煮

材料

・鯛の頭       1尾分

・あらもあれば一緒に

・出汁        70㏄

・酒         70㏄

・みりん       36㏄

・保命酒       36㏄

・濃口醤油      18㏄

・たまり醤油     36㏄

・水溶き片栗粉    3g

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作り方

1.鍋に湯を沸かして鯛の頭(あらもあれば一緒に)を入れ水にさらして霜降りします。

2.するとうろこがとれやすくなるので、スプーンなどを使い丁寧にうろこをとります。(臭みとりの為でもあります)

3.鍋に鯛の頭と生姜スライスを2枚、出汁、酒、みりん、保命酒、濃口、たまりを入れ強火にかけます。

4.沸いたらアクがでるので取り除き、アルミホイルをかぶせ(落とし蓋替わり)中火にし煮汁をたまにおたまで上からかけながら10分ほど炊きます。

5.煮つけただしにとろみが足らなければ水溶き片栗粉でとろみをつけて器に盛り、木の芽乗せたら完成です。

※たまり醤油がなければ全て濃口醤油にしても作れます。

※今回は鯛の頭だけですが、野菜(大根、レタス、牛蒡、芋、レンコン、茗荷)などを入れた方がおいしいです。

 

鞆の鯛網

毎年5月からの約1カ月間、行われる初夏の風物詩、観光鯛網漁。鞆の浦に約380年伝わる伝統漁法です。

外洋で冬を過ごした鯛が春には、豊後水道・紀伊水道を通って産卵のため波の穏やかな瀬戸内海の鞆の浦沖にやってきます。

昔は地引網での漁でしたが、いつしか魚群を待ち受けての漁(船を出して)に変わっています。

当時の姿をそのまま今に伝える観光鯛網は一度みておく価値のあるものです。

毎日開催されていますが(悪天候を除く)朝には餅まきや鯛網船の最後には鯛を購入できたりしますよ!

保命酒

明治から伝わる広島県福山市名産の薬味酒(リキュール)です。

生薬を16種類含むので「瀬戸内の養命酒」とも呼ばれています。

この保命酒を使ったのど飴や酒粕も人気商品です。

養命酒に似た味なのですが、私はせっかくの広島名物なのでデザートに使ったり、調味料に使い、瀬戸内の魅力発信に力になれたらと思っています。

 

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